I LOVE 新選組

沖田総司あれこれ

7月から9月にかけて、「時代劇専門チャンネル」で「新選組血風録」「燃えよ剣」と、懐かしの時代劇が続けさまに放送されました。
これぞ私の中の新選組の原点!とも言うべき作品で、久々に大昔の恋人に再会するようなドキドキ感といいましょうか、連日の涙が止まらないくらいの懐かしさとときめきに、結構テンション上がりまくりの日々でした。
「燃えよ剣」の放映終了とともに、なんだかがっくりと脱力してしまったのですが、せっかくの機会でもあり、新選組に関するあれこれを、思いつくままに書き綴っていきたいと思います。
まずは沖田総司について、とりとめもなくブログの方に書き散らした記事をひとつにまとめてみました。

■どんなイメージ?

沖田総司というと、みなさんはどんなイメージをお持ちですか。
若くして逝った悲劇の天才剣士。
純粋で少年のような魂を持っていた、とか。
近所の子どもと鬼ごっこをしている優しいお兄さんのイメージ?
あるいは、ちょっと暗い眸をした神経質な青年?
もしかしたら、偏執狂っぽい触れれば斬れるようなヤツだったのか?
私は…といえば、もう、本館の小説で書いているとおりです。イメージとしたら、司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」そのまんまでしょうか(笑)。

まあ、うちのサイトでの基本設定はそのとおりなんですが、実は私の中に、ちょっと違う総司像というのもあるにはあるんですよ。
一言で言うなら、もっとダークな感じですね。
命を限られた若者です。彼は、自分の未来(10年後とか20年後とか、私たちが漠然とあるだろうと思っているもの)を想像することができないんです。
つまり、彼にとって、時間は連続して明日に続いていくものではなく、今日、今、この瞬間しかない。
だとしたら、今この一瞬に命を燃焼し尽くすしかないわけですよね。
だから、彼は人を斬る。斬るか斬られるか、殺すか殺されるか、剣に命を預けるその一瞬だけ、彼は「己が生きている」ことを実感できる…。
そんな、暗〜〜い設定の総司を書いてみたいと思ったこともありました。
ただ、これだとあまりにも救いがなさ過ぎて、書くほうも辛いんですよ〜。
本当は、すべてを胸の中に押し隠して、いつもにこにこ笑っている方が、ずっとずっと強い人間なんだろうと思いますけれど。
とりあえず、うちの総司はやっぱり「定番」の総司で、ということで。


■沖田くんのテーマソングは…

さて、そんな沖田くんに、私なりのテーマソングというのがありまして…(笑)。
新選組とは全く関係ないんですが、私の大好きな歌に「仮面ライダーZO」のオープニングテーマ曲だった「愛が止まらない」という曲があります。実はこれが、私の中では沖田総司のテーマソングなんですよね。
もちろん、沖田くんと仮面ライダーは何の関係もないんですけど、とにかく歌詞がすごく切なくて、メロディも切なくて、聞いているとなぜか沖田総司を思い浮かべてしまうという…。
歌詞を載せるのはご法度なので、ブログにニコニコ動画を貼り付けておきましたので、とりあえず一度聞いてみてください。
♪「愛が止まらない」→<こちら>からどうぞ。

ね、ね、とにかく、すごく沖田総司でしょ!
特に「もがいた日々さえ 勇気に変えたいと 願いだけさ」っていうところと、「一秒ごとに ただ 近づく奇跡信じて」のところがめちゃくちゃ好きで、聞いてると泣けてきちゃうんです。
自分設定の沖田くんの、いろんな場面や心情なんかが浮かんできて…。って、やっぱり独りよがりですけどね(笑)。
もし、どこかで耳にされる機会がありましたら、これは仮面ライダーだけど実は沖田総司なんだ、と思って聞いてみてくださいませ。


■沖田総司は「おきたそうし」でしょ!

今さら、な話題で恐縮ですが…。
「血風録」にしろ「燃えよ剣」にしろ、また有川博さんが沖田役をやっておられた「新選組」にしろ、沖田総司の名前は「おきたそうし」と呼ばれていました。
なので、私の中ではいまでも「そうじ」ではなくて「そうし」なんです。
もちろん沖田の幼名が沖田宗次郎で、だからたぶん総司も「そうじ」と読むのが正しいのだろうということは、頭の中では分かっているのですが、でもやっぱり違和感があるんですよね。
特に、栗塚旭さん演じる土方が「総司!」と呼ぶ声が今もくっきりと残っていて、これは絶対に「そうし!」でなければなりません。(←きっぱり)
だって、「おきたそうじ」じゃ普通すぎるじゃありませんか。「起きたら掃除」なんてギャグも流行ってましたけど。
やっぱり「おきたそうし」で、濁音がひとつも入っていないところがさわやかで、いかにも彼らしいと思うのは私だけでしょうか。
なんて…しょうもない話題ですみません。そんなんどっちでもいいやん、と言われれば確かにそれまでですし。
ただ、私が小説を書いているときは、頭の中で「そうし」と発音しているので、もし本館サイトの小説とか読んでくださるときは、どうぞ「おきたそうし」の気分でお願いします。m(__)m


■指定バトン「沖田総司」編

最後に、かなり古いブログ記事からの転載ですが、よもぎさんからまわってきた指定バトンの回答を掲載しようと思います。
あえて?「沖田総司」をご指名くださったということなので、私も純真な高校生時代に戻って(笑)、真面目に答えてみました。

●最近思う『沖田総司』
やっぱり永遠のアイドル、清純派! いろいろ紆余曲折はあったけど、原点はやっぱりこのイメージです。N○Kの大河ドラマ見てて、どうしても受け入れられなかったのが、清潔感のなさだったなあ。30年以上もファンをやってますと、結局原点に回帰しちゃうんですよね(笑)。

●この『沖田総司』には感動
ありきたりですが、「燃えよ剣」の総司です。もうこのイメージが染み付いちゃってます。運命に逆らわず、受け流しながら、それでもきちんと自分の信念を貫いて立っている強さに惹かれますね。

●直感的『沖田総司』
殺人者として相手と対峙したとき、きっとその身体からは、殺気が青白い炎となってオーラのように発されていたでしょう。そんな「触れれば斬れる」ような総司もすてき。

●好きな『沖田総司』
「新選組血風録」の「沖田総司の恋」がいいですね。好きなひとをそっと遠くから見守ることしかできない総司。儚くて、切なくて、だからこそ総司なんだと思う。

●こんな『沖田総司』は嫌だ
ネットで時々見かける「あまりに黒い総司」はちょっと…。そういうのもありかな、とは思うけれど、やっぱりついていけません。

●この世に『沖田総司』がなかったら
これほど歴史に興味を持たず、京都の大学(史学科)へも行かず、今こういうHPを作っていることもないでしょう。
やっぱり、沖田さんは、私の原点ですね。

ひえ〜〜、とっても難しかったです。
予想通りの…というか、たいして面白くもなんともない答ですみません。
よもぎさん、バトンありがとうございました!


というような感じで、沖田総司に関する諸々を勝手気ままに並べてみましたが、いかがだったでしょうか?
時間ができれば、テレビドラマ版「新選組血風録」と「燃えよ剣」の特集コーナーを作ってみたいと思っています。各話の感想とか「ツボ!」とかを整理して。いつになるやら分かりませんが…。