闘鶏国の栄華をしのんで
ハイキングチラシ
「昔のお仕事から」シリーズ
歴史の道ハイキング第3弾は、「都祁(つげ)物語」。
ちょっと聞きなれない名前ですが、大和高原に位置する都祁村(今は奈良市に合併されました)には、大和朝廷よりも古い時代の遺跡が残っています。このあたりは、大和で最も早く人が住みついたところ。
古代「闘鶏国(つげこく)」のロマンをしのんで、古代っぽい人物を描いてみました(特にモデルはありません……笑)。
第3回 歴史の道ハイキング 「大和高原夢紀行・都祁物語」
はるか昔、
ここは
王国だった。
都祁では
時間がゆっくり流れている
大和朝廷よりも以前に栄えた
古代国家闘鶏国(つげこく)の夢のあと
伊勢斎王が
数多の貴人が通った 都祁山の道
野や山や巨石には
今も太古の神々が宿るという
深まりゆく秋の一日
大和の源流をさぐる旅――
◆◆◆
山辺広域のハイキングは年1回。広域内の各市町村を順番にコース設定し、講師の先生に来ていただいて、毎回1000人くらいの参加者がありました。
「山の辺の道」のように、そこそこ名前の売れた観光地がある場合はいいのですが、あまり知られていない場所だと、いかにしてお客さまを呼ぶかが頭痛のタネ。それこそ、地味〜〜な場所を何とか魅力あふれる「行ってみたい場所」に仕立てなくてはなりません。
チラシもポスターも、イメージの世界ですから、やはり見た目のインパクトやキャッチコピーが重要になってくるんですね。
思えば、いっぱいでっちあげたなあ……(爆)。
イラストの習作(色味を見るために色鉛筆で彩色したもの)を別にアップしてみました。本編とは、少し色が違います。こちらからどうぞ。(2006/3/10)