いにしえ・夢語り千華繚乱の庭物置小屋落書きの部屋

聖徳太子と観阿弥(イメージ) 聖徳太子と観阿弥



太子道と磯城の里ハイキングチラシ ハイキングチラシ


「昔のお仕事から」シリーズです。
ハイキングのチラシ用に描いたイラストの第1弾は、太子道にちなんで、聖徳太子でした。
といっても、これはどう見ても厩戸皇子(うまやどのおうじ)……。「日出処の天子」の影響受けまくりですね(笑)。
手前の人物は、観世流発祥の地にちなんで観阿弥のイメージで描いてみたのですが、能面がとんでもなく下手ですな〜〜。

第1回 歴史の道ハイキング 「太子道と磯城の里」
  聖徳太子が 愛馬黒駒を駆って
  飛鳥と斑鳩を往復したと伝える 太子道
  観世流発祥の地 面塚
  中世の面影を残す 田原本の町並み
  ロマンと伝説の 幻の白い道をゆく――


 ◆◆◆

斑鳩宮から飛鳥京へ。かつて聖徳太子が行き来したと伝える太子道。
沿道には、太子ゆかりの地名や史跡が数多く残り、今も脈々と太子信仰が息づいています。
初めて山辺広域観光でハイキングの舞台に選んだのが、この太子道とその周辺を訪ねるコースでした。
聖徳太子が腰を下ろして休憩した「腰掛石」や、近くには蘇我入鹿の墓ともいわれる「島の山古墳」もあったりして、古代へのロマンをかきたてられるコースなのですが、当時の担当者は、本当にこんな地味な企画に人が来てくれるのだろうか?と本気で心配していました。
奈良っていうところは、ほんの名もない路傍の一木一石にまで、いろんな言い伝えやとんでもない伝承が残っていて、そこが何とも面白いんですよねえ。(2006/2/10)