いにしえ・夢語り千華繚乱の庭物置小屋落書きの部屋


 
総司の剣は 鋭く まっすぐ
 我が身もろとも
 敵のふところへ飛び込んでゆく
 何の躊躇も迷いもなく
 
 なぜ そんなにも軽々と
 生と死の境を越えてしまえるのか
 
 お前が向こう岸へ跳び移ったまま
 二度と戻ってこないんじゃないかと
 俺はいつも不安だった――

総司と歳三

沖田総司と土方歳三のツーショット。
どうも私の中のふたりのイメージはこんな感じ。総司も本当は、こんなお気楽な若者じゃなかったと思うのだが、どうしても深刻とか陰惨とかいう言葉とは対極に位置しているように思えてならない。
オリジナル小説「掌上の雪」のあとがきにもこの絵を添えたが、実はこのシチュエーションは、また別のストーリーのラストシーンのイメージなのである。

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これは、大昔の年賀状用のイラスト。
最初は、小説のあとがきに添えた小さなサイズの絵を載せていたのだが、先日、原稿らしきものが出てきたので、大きいサイズでアップしなおした。
それでも、やっぱりイラストだけだと寂しいので、自作の詩(の一部)を添えてみた。詩の続きは、いつかまた「讃・新選組」のコーナーにきちんとした形でアップしたいと思っている。(2006/1/1)

追記:詩の続きをアップしましたので、よろしければ見てやってください。 → 「総司の剣」