いにしえ・夢語り千華繚乱の庭物置小屋落書きの部屋

 吉備津彦(桃太郎さん)


「昔のお仕事から」シリーズ
以前観光課にいたとき、広域観光行政(いくつかの近隣市町村が集まって観光のPRをしたり、合同のイベントをやったりするもの)つながりで、お隣の田原本町の職員さんに頼まれて描いたパンフレット用のイラスト。モデルは吉備津彦(きびつひこ)で、桃太郎のモデルともいわれている人です。
元々のパンフには、なんと!松本零士さんのイラストが掲載されていたんですよ〜〜。それを何でまた、こんなショボい絵にさしかえたんでしょうねえ?(笑)

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えー、その田原本町の観光パンフによると、「桃太郎といえば桃の産地の吉備。岡山は桃太郎の伝承地として全国的に有名なのですが、この桃太郎のモデルとなっているのが吉備津彦です。彼は第7代孝霊天皇の皇子で、たいへん武勇にすぐれていました。そして、「古事記」「日本書紀」によれば、この孝霊天皇の都したところが、田原本の黒田廬戸宮(くろだいおどのみや)なのです。」と書かれています。
成長した吉備津彦は、天皇の命により弟の若建彦(わかたけひこ)とともに吉備へ遠征し、吉備国を治めたとされ、鬼退治の伝説はここからきているのでしょう。(2006/10/6)


ワタクシのこのつたない線画を、よもぎさんがステキに彩色してくださいました!
かっこいいもう一人の吉備津彦さんは、こちらからどうぞ。