いにしえ・夢語り千華繚乱の庭物置小屋落書きの部屋

貧乏学生にはトーンは高嶺の花だった… 古代妄想


八頭身スサノオ! アーマの王子スサノオ


はるかな昔――。地球には、文明の発達した平和で豊かな国があった。仮に「イヅモ」の国と呼んでおこう。イヅモを治めるのは、タケルノミコトという若き賢王。
だが、ある日突然、地球は、宇宙から「アーマ」の民と名乗る者たちの攻撃にさらされる。アーマの女王アマテラスの弟スサノオは、イヅモを陥すため、タケルに精神憑依する(アーマ語で「跳ぶ」という)が、タケルが強大な超能力者であったため、その精神的な抵抗を受け、憑依したもののスサノオとしての記憶を失ってしまう。
外見はタケルだが心はスサノオというこの若者は、イヅモとアーマという2つの民族の「種の生命」をかけた戦いの中でどう生きていくのだろうか。地球を掌中におさめるのは、いったいどちらか?

 ◆◆◆

大学3回生のゼミで、出雲神話をテーマに選んだことがあります。以来、このスサノオの物語をなんとか自分の手でマンガにしたいと思いながら、ついに日の目を見ることができませんでした。
ところで、古事記によれば、皇室の祖先は、なんと高天原から天降ってくるわけですが、これを宇宙人の飛来と考えることはできないでしょうか。さらに、出雲に限らず、ギリシア神話におけるオリュンポス諸神とティタン族、北欧神話の神々と巨人族、というように、世界各地には天つ神々と国つ神々の2つのパンティオンの闘争の伝説が数多く残されています。もしそれが、単なる神話や伝説ではなく、太古、地球に原住していた者と、宇宙からやってきた者との闘争が実在したことの記憶だったとしたら……?

さて、あなたはイヅモの子孫でしょうか。それとも、アーマの血を引いているのでしょうか? (2006/1/20)