いにしえ・夢語り千華繚乱の庭物置小屋落書きの部屋

大介さ〜〜ん!(笑) UFOロボ・グレンダイザーより 宇門大介


これも学生時代の交換ノートから。
「マジンガーZ」から始まって一世を風靡したロボット・プロレスアニメは、やがてガンダムやエヴァンゲリオンに進化していくのだが、その過程で多くの作品が作られた。けっこう粗製濫造、玉石混交だったかもしれない。
この「UFOロボ・グレンダイザー」も、そんなロボット・プロレスアニメのひとつ。作品自体の評価はともかく、私にとっては特別の意味を持った作品なのである。何を隠そう、この「グレンダイザー」の主人公大介さんこそ、私が大学生にもなってアニメにはまり込むきっかけになった「運命のひと」なのだから。

 ◆◆◆

それまでまったくアニメなんて見ていなかった私が、ほんとにたまたま、日曜日の夜7時にチャンネルを回していると、突然、画面にそれはステキな男性のどアップがっ……。一瞬、目が釘付けになってしまった。
それが私と大介さんとの、そしてめくるめくアニメの世界との出会いだった。
この人、実は宇宙人。故郷の星を他星から侵略され、ようやく地球に逃げ延びてきたのだが、仇敵が次に狙ったのは地球だった。第2の故郷を守るため、彼はひとり侵略者と戦う、というお話。
ストーリーはまあ、お子様向けだけど、孤独な影を引きずる大介さんに、もうゾッコン(笑)!その当時のアニメの主人公にしては、年齢設定が高かったのもツボだった。
ともあれ、私に新しい世界を開いてくれた、記念碑ともいうべき大切な大切な作品なのである。 (2005/11/11)