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Web拍手お礼用






私が死んだら
この胸の思いは どこへ行くのだろう


追いかけ続けた夢
あなたから託された大いなる志
今も沸々とたぎる熱い願い

行き場をなくした情熱は
大地に流れた私の血を伝って
どこまでも染み渡り

砕け散った夢の欠片は
いつまでも消えることなく 
中空に漂い続けるのだろうか


遠のいてゆく意識の底に
あざやかに浮かんだのは――

今は亡き尊きひとの
懐かしい笑顔
そして
あの日あなたとともに見た
五丈原の空


ああ 願わくば
我が思い天に至りて
夜空に輝く星となれ

いつまでも
この悠久の天地を照らす
ささやかな灯火となれますように…





「姜維鎮魂祭」の期間も、半分以上過ぎてしまいました。
期間中に、何とか小説「花が香るのは」の続きと、最後を飾る詩の一編なりとも完成したいと思っているのですが、なかなか筆がはかどりません。
この詩は、Web拍手お礼用に考えたものですが、ここにもう少し肉付けして、きちんとした形で「鎮魂祭」にアップしたいと考えています。

人は死んだらどこへ行くのでしょう。
肉体は滅んでも、その魂は次の世代へと受け継がれ、その志はいつまでも人々の心の中に生き続けるのだ…と思いたいですね。

◆加筆したページはこちら→「鎮魂(レクイエム)」