いにしえ・夢語り物置小屋駄文の部屋




《To Gandalf 》



           命かけて ここは通さぬと 

              彼のひとの声 耳朶にやきつく




      東より 希望の光さし初めぬ  

          白き杖もて 闇を切り裂く




天と地と 時間(とき)さえも 軽やかに超えてゆく 

       白き精霊 ガンダルフよ



From Chika



大好き! ガンダルフ

「ロード・オブ・ザ・リング」の第1作「旅の仲間」。
フロドたちが辛い旅に出る前のホビット村の描写は、本当にのどかで明るくて、心が洗われるようなすがすがしさでした。
だからこそ、その後に続く辛くて絶望的な旅の暗さとは対象的に、フロドたちの心の拠り所として、平和な世界のシンボルたりえるのでしょう。
その「旅の仲間」で、一番印象的だったのが「灰色のガンダルフ」、魔法使いのじいさまです。後で、ガンダルフはただの魔法使いではなく、七千年だか八千年だか生きている「精霊」だとわかるのですが、この時点では、「剣も使えるお得な魔法使い」くらいにしか思っていませんでした(笑)。

最初の歌は、モリアの地下道でバルログと戦ったときの、超かっこいいガンダルフです(このシーン、めちゃめちゃ好き!)。
2首目は、「二つの塔」のラスト、まさに救世主のごとく、朝日とともに現れたガンダルフの勇姿を思い浮かべつつ……。
最後の歌は、愛馬飛陰に乗って原野を駆けるガンダルフをイメージしました。
これらの歌は、涼さんのサイト「POEM HOUSE」の1コーナー「Fantasy Garden」の掲示板で、キリバンを踏んだ記念に詠んだものです。
「Fantasy Garden」には、涼さんをはじめ「ロード〜」好きのみなさんが詠んだ詩や歌がたくさん掲載されています。(12/4)