いにしえ・夢語り物置小屋駄文の部屋



《To Gandalf From Frodo 》


ぼくは 全然知らなかったよ
あなたが そんなに大きな力の
持ち主だったなんて
ただの(花火のうまい)魔法使いの
じいさんだと思ってた(コラコラ)


ずっと ビルボやぼくを
心にかけていてくれたね
いつだって温かいまなざしで
ぼくたちのことを見守っていてくれたよね


あなたがいたから ぼくは
この望みのない旅を続けることができたんだ


あの時
あなたが 自分の命とひきかえに
ぼくの進むべき道を指し示してくれたから


指輪の重さに押し潰されそうになるたびに
あなたの言葉が ぼくを支えてくれたから


ぼくは信じてる
あなたは死んでなんかいない(絶対に!)
偉大な精霊であるあなたが
あんな所で死ぬわけがない


いつか いつかきっと
もう一度あなたに会える日が来るから
その時は
とびきりの笑顔で
あなたの胸に飛び込んでいくよ


ガンダルフ
大切な 大切な ぼくの友だち



フロドからガンダルフへ

「ロード・オブ・ザ・リング」3部作は、本当に大好きな作品です。中でも一番好きなのは、アラゴルンさまが活躍する2作目の「二つの塔」なのですが、1作目の「旅の仲間」も画面がきれいで、のどかなホビット村の風景など、とても印象的でした。
そして、とにかくすばらしかったのが、イアン・マッケラン扮するガンダルフです。
もともと「じいさま好き」な私は、この魔法使いのじいさまの魅力にころっとまいってしまいました(笑)。フロドたちを見守る優しいまなざし、敵と戦う時の厳しい目、こんなすてきなじいさま見たことない!っていうくらい。
それだけに、1作目の途中で、ガンダルフが炎の怪物と戦って地底に落ちてしまったときは、悲しかったです。「このままで終わるもんか、いつかきっと復活してくれる!」と固く信じてはいたものの……。それだけに、2作目でパワーアップして戻ってきてくれたときはうれしかったですね。

なお、この詩は、涼さんのサイト「POEM HOUSE」の1コーナー「Fantasy Garden」の掲示板で、キリバンを踏んだ記念に詠んだものです。(12/2)


BGM 傍にいるよ /From「遠来未来」